リゾート地はほとんどなくても、中央アナトリア地方の広大な大地に歴史が残した足跡は計り知れない。多くの古代王国はこの地で栄え、戦い、滅びていった。
この地方で一番の観光地はいわずと知れたカッパドキア。大昔に火山灰で埋まったカッパドキア地方は、長い間侵食や風化を繰り返しユニークな地形をつくりだした。トレードマークのきのこ岩のほかにもキリスト教徒が住んでいた地下都市など驚くべき見どころが多くある。
トルコの首都アンカラはイスタンブルとはちょっと違う「アナトリアのトルコ人」の大都市である。トルコ建国の父・ムスタファ・ケマル・アタテュルクが眠る霊廟もここにある。
アンカラの東にある小さな村・ボアズカレは古代ヒッタイト王国の首都であったハットゥーシャスなどの遺跡観光の基点。ヤズルカヤでは紀元前13世紀の巨大なレリーフが残る。一方、アンカラの西にはギリシャ神話に登場するミダス王で有名な古代フリギア王国の首都・ゴーディオンがある。あまり訪れる人はいないものの、フリギア王の古墳は興味深い。
セルジューク朝の首都であり、偉大なイスラーム神秘主義者であったメヴラーナ・ジェラーレッディン・ルーミィーの霊廟と博物館はコンヤにある。トルコで最も重要なイスラーム教巡礼地である。セルジューク朝時代の美しいイスラーム修道院もコンヤ市内にある。