ペレス大統領との討論会で怒ったエルドアン首相が退場する

スイスのダボスで開催中の世界経済フォーラムの一環として、29日に行われた中東問題に関する討論会は、イスラエル大統領シモン・ペレスとエルドアン首相の間で激しい口論の舞台となった。エルドアン首相のイスラエルのガザ攻撃を批判する発言に対しペレス大統領は「エジプトのムバラク大統領やパレスチナのアッバース大統領はあなたよりも状況を把握している」と声を荒くして答えた。これに対しエルドアンは「罪悪感からこんなに叫んでいるんだろう。あなた方は殺すことは得意ですからね。子供たちまでも殺した人たちを褒めること自体人間として罪なことだ。(討論会の司会者に向かって)もう私にとってダボスは終わった。もうこれきりここには来ない」と発言、討論会を退場した。
後に記者たちの質問に応じたエルドアンは次のように語った。「ペレス大統領は25分もの間話したが我々はたったの12分。こんなに重要な問題を討論するのに足りなさ過ぎる。もうダボスには参加しない」
討論会の後、ペレス大統領はエルドアン首相に電話で「声を荒げたのはハマスに関する間違った見解を訂正しようとした結果であり個人的な意味は含まれていない」と述べた上、討論会での出来事について謝罪した。「発言する機会を十分に与えなかった」ためエルドアン首相が批判した討論会の司会者デヴィッド・イグナティウスはこの批判に対しノーコメントを表明した。

2008年1月30日

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