オスマン朝時代の木造家屋で有名な町。サフランボルの旧市街に広がるこれらの家屋は1998年にユネスコの世界文化遺産に登録された。観光地化されたにもかかわらず、昔ながらのライフスタイルは現在も保たれている。
サフランボル行きのドルムシュはカズダー・ジャーミィーやジンジ・ハマムがある広場に到着する。ジンジ・ハマムは17世紀に建造され、近年完全に修復されたのでゆっくりと大理石張りのハマムでくつろげる。男性・女性用は分かれていて、朝6時から夜の11時までオープン。
ハマムから伸びる古道はかつての隊商宿であるジンジ・ハヌへと続いている。
付近にあるキョピュルルメフメットパシャ・ジャーミィーは例外的な17世紀のモスクで、その中庭は修築されたアラスタ(バザール)へと続いている。アラスタには観光客向けのお土産やアンティークの店が並んでいる一方、アラスタの南にある古いバザールには金属や革製品、鞍屋、靴修理店などがあり、かつて黒海沿岸からの商人がよく訪れる場所だった。
ジンジ・ハヌからフドゥルルック通りへ入ると典型的なオスマン朝時代の邸宅を修築したカイマカムラル・エヴィがある。邸宅の一階には窓がなく馬小屋として使われていた。二階にはセラムルック(男性客用)とハレム(女性用)の部屋があり、セラムルックは窓から外を眺められるのに対し、ハレムの窓には格子があり中庭のみを見ることができる。
すべての部屋に木彫りの天井があり、家具はあまり多くない。物はおそらく壁を削って作られた棚などに置かれていた。
フドゥルルック通りはフドゥルルック公園へと続いており、この公園からはサフランボル市内を見渡すことができる。特に夕暮れ時には美しい町のシルエットが浮き上がる。