古代遺跡とビーチが同時に楽しみたい人に・・・
古代ギリシャ・ローマ文明の遺跡がトルコで最も集中している地方。またかつて小アジアのエーゲ海沿岸ではイオニア、ドーリア、カリア、リキアなどそれぞれ独特の文化が繁栄した。遺跡のなかで一番知られているのは古代都市エフェス(エフェソス)。かつて古代アルテミス信仰の中心地であり、聖母マリアも晩年をここで暮らしたことからキリスト教の聖地となった。
エフェス以外にもアリストテレスが一時滞在したかわいい港町アソス、ペルガモン王国の地ベルガマ、リディア王国の首都サルディス、温泉水が何千年もの時をかけて作り出した石灰の城・パムッカレなど、エーゲ海沿岸地方の観光地は数え切れないほどある。またエーゲ海は地中海と比べ少し海水は冷たいかもしれないが、ビーチの状態は断然よい。エーゲ海リゾート地としてチェシメ、クシャダス、ボドルム、マルマリス、フェティエなどがある。


ディディマのアポロン大神殿
チェシメはトルコ第3の都市イズミルから90キロ離れたところにあり、エーゲ海南部の人込みにうんざりしたトルコ人に人気のリゾート地。またギリシャのキオス島への船もチェシメ港から出でいる。
クシャダスはエフェス遺跡の基点となる小さな町・セルチュクに大変近いほか(ドルムシュで10-15分)、クシャダスからソケを経由してミレトス、プリエネ、ディディミヤ(ディディム)などの遺跡を訪れることもできる。クシャダス自体にはビーチ以外特に見どころはなく、そのビーチも「カドゥンラル・デニズ(レディースビーチ)」と呼ばれているのになぜか女の子だけで安心して海水浴できないほど野郎が多い。クシャダスからはギリシャのサモス島へフェリーが出ている。
ボドルムには現在博物館となっている聖ヨハネ騎士団の要塞などがあるが、最近ボドルムといえばトルコのセレブやお金持ちの休暇地として知られている。ボドルムは昔小さな町に過ぎなかったが、今はバーやレストラン、クラブが並び、イスタンブルのナイトライフにも引けをとらない。きれいなビーチや入り江はボドルム市内よりもその近郊にある。ギリシャのコス島へのフェリーはボドルムから。


ボドルム城
マルマリスもほぼボドルム同様、かなりリゾート観光地化された町である。ビーチはマルマリス市外に点在する。ロードス島への日帰りツアーもマルマリスからが一番近くて頻繁。
エーゲ海のリゾート地の中で、最近一番注目されているのはフェティエ。オリュデニズのラグーンと美しいターコイズブルーのビーチや、フェティエからは世界遺産に指定されているクサントスやレトオン、トゥロス、サクルケント峡谷、12の島などの日帰りツアーに参加できる。またフェティエ・オリュデニズはトルコ国内のパラグライディングのメッカであるほか、付近にはダイビングやラフティングなどが楽しめるスポットもある。
フェティエの東の町、パタラにはエーゲ海と地中海の間に位置する長さ12キロのビーチがある。またパタラはサンタクロースの生誕の地でもある。ビーチとパタラ遺跡の入場券は一緒になっている。